昨年3月に『乳児ボツリヌス症』での死亡例が発表されました。
それを受けて、ハチミツの表示を義務化することを発表しました。

とにかく、赤ちゃんにハチミツをあげてはいけないんだよね?
何が起こるの?

それでは説明していきたいと思います。

ボツリヌス乳児症とは?

主にハチミツを介して

ボツリヌス菌(Clostridium botulinum)

の毒素によって神経麻痺をおこします。

病態

ボツリヌス毒素は、筋肉を司る神経の伝達物質の放出を抑制します
これによって、筋肉が収縮できなくなるので、全身のあらゆる筋肉の動きに影響があらわれます。

 美容のボトックスでも使われている!


実はこれ、小顔のための美容で使われる、ボトックスにはこれが使われているんです。
美容では正しい容量・用法で使われているので危険ではありません。

 

症状

1歳未満の子供がハチミツを食べた後に発症します。


・元気がない
・便秘(排便に関与する機能が低下します)
・哺乳力の低下(ミルクや乳を飲む力の低下)
・鳴き声が弱い
・無表情
・脱力状態(全身の筋肉に力が入らなくなる)

さらに進行すると、呼吸に必要な筋肉が動かなくなり、呼吸ができずに亡くなってしまうこともあります。

どうして赤ちゃんだけおこるの?

赤ちゃんは大人に比べて腸内細菌が未発達、かつ消化管(腸など)が短いんです。


そのために、大人では発達した長い消化管でボツリヌス菌が不活化されます!
しかし、赤ちゃんにはまだ未熟でその機能が発達していないために起きてしまうんです。

治療は?

呼吸が弱まっているときには呼吸の管理をします。
また、更なる感染を防ぐたまに、抗菌薬を使うこともあります。
とにかく予防は、1歳未満の子供にはハチミツを与えないことが一番です。
起きてしまってから、知らなかったでは済まされない、赤ちゃんのこと。
しっかりと理解しておいてくださいね。


赤ちゃんに他にあげてはいけないものこちらはをご覧ください↓

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