医療現場の過労死が年間47件、医師は1/4

社会全体的にも問題となっている長時間労働。

いままでブラックといわれていた病院や医療現場にも注目が集められています。

厚生労働省によると、2010年から2015年までの5年間に労災と認定された医療関係者は285人、その内過労死は47人、その中で、医師が約25%を占めていたようです。

死因は、長時間労働によっておきた脳・心臓の疾患での過労死です。一方、看護師53人のほとんどがストレスが原因となる精神障害のようです。患者からの暴力や自殺の目撃がきっかけとなったこともあるようです。

いま実際に、研修医が長時間問題において病院に訴えているケースが少なくありません。

学生の時は人の命を救う、ということを考えていましたが、実際に働いてみると労働時間に対する対価や精神的ストレスが大きいことを実感している人もいます。

若者の長時間は宿命なのだろうか

若く、働き盛の医師は自分の医師としての力を上げるべく、たくさんの時間を病院で費やして勉強、医学に励みます。

しかしその中で、理不尽に上からの雑務を押し付けられ、睡眠時間が数時間の日々を過ごすことも少なくありません。

それが若者の宿命だ、と言われてしまえばそれまでですが、医療者は人の命に携わります。そのような環境の中で質の高い医療を患者に提供できるでしょうか。

また、病院のお年を召した先生は『私たちの時代は、給料も少なく何十連勤なんて普通のことだ。』と言う方もいるくらいです。

しかし、現にこのような実態が起きていることから目を背けず、この問題をしっかりと考え、医療者のより働きやすい環境を整えていくことが大切だと思います。

またそれによって医療の質が上がり、より多くの人の命に寄り添い、救うことことに繋がるのではないかと思います。

 

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