今回は月経の周期が遅い、生理不順について書いていきたいと思います

改めて、生理不順の基準について

生理不順の基準
医学的には、
月経は、正常では3〜7日間持続し、20〜140mlの出血がある
月経の周期は正常では25〜38日間てその変動が6日以内
また、周期ごとの変動が7日以上のものを不整周期と呼ばれます


月経周期が39日を超える時希発月経といいます

希発月経

月経周期:39日以上3ヶ月未満
考えられる病気
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)
精神的ストレス
ダイエットや過食による体重の増減
内科的全身的な病気

多嚢胞性卵胞症候群(PCOS)

卵巣に多くの発育途中の卵胞(卵子を包む袋のようなもの)が多数存在し、卵巣が膨らんでしまう。
それによって、月経異常や不妊をおこしてしまう病気です。

卵胞の発育が十分できないので、排卵できずに卵巣内にとどまってしまうことに原因があります。

排卵には女性ホルモンが関係しているのですが、この病気は男性ホルモン(卵胞の膜でつくられる男性ホルモン)が過剰になることで起きるのではないかと考えられています
また、日本では少ないですが、海外では肥満なども関与していると考えられています。

排卵や卵胞については、この記事を読んでみてください

症状

症状としては
月経異常、不妊、毛が濃くなる、ニキビが増えるなどです。
卵胞の膜からつくられる男性ホルモンが優位になってしまうことで起こると考えられているので、男性要素が強くなってしまうようです。

診断基準
この病気の大きな診断基準は3つ
1.月経異常(月経が無い又は来るタイミングが遅い)
2.卵巣内に多数の嚢胞(成熟途中の卵胞)が認められる
3.男性ホルモンの値が高い2.3に関しては病院の検査でわかります

治療

妊娠の希望の有無によって方針は異なりますが、まず肥満傾向の方は減量から始まります。
減量ができたら、ホルモンを補充することで治療していきます

精神的ストレスや体重の減少

特に思春期に多い原因です

これは生理が遅れる・止まってしまうだけでなく、体の中のホルモンに関係する様々な、症状がでます

ストレスや過度な体重減少によって脳の視床下部と言われる刺激の司令塔の働きが弱まります。
それによって、女性ホルモンの分泌など低下して生理が遅れたり来なくなったりします。
また、ストレスや体重減少で弱まることにより代謝が低下したり、貧血や、体内の電解質の異常をおこしたりします。

治療

治療は心理的なサポートと身体的に治療を行います
とくに過度な体重減少で栄養バランスが偏ってる方には食事の指導や精神的な治療
必要に応じて、ホルモンの治療をおこなったりします。

まとめ

とくに若い女性の中では過度にダイエットをしている方もいます。急激な体重の減少は、体にとって大きな負担となります。
そして、ホルモンや全身に大きな影響を及ぼします。
それによって生理が止まってしまったり、生理が遅くなるということもよく聞くお話です
無理なダイエットをせずに、計画的に、健康的に減量していくことを心がけてください

また、生理周期の異常には、精神面的な問題も大きく関わりますが、気づかないうちに婦人科の病気が進行していることもあります。
『生理が遅れているな』と思い、妊娠の可能性がない場合には婦人科のクリニックを受診してみてください

女性ホルモンとはいっても生殖器にかかわらず、全身の様々な臓器に影響をあたえるものです。ただ安易に生理の遅れをとらえるのでなく、気になる方は一人で悩まず、婦人科のクリニックをぜひ受診してみてください

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